2018年7月18日 No.2823

司会	岩崎　由三さん
本日の出席	４５名
出席率	６７.１６％
会歌	我等の生業

皆さんこんにちは。暑い日が続きます。
気象庁では、35度以上を猛暑日と呼んでおりますが、毎日この猛暑日が続いている状況でございます。皆様もどうそご自愛いただきたくお願いいたします。
この猛暑の中、被災地では、まだ断水の地域も多い中での復旧作業であります。
想像を絶するご大変なご苦労だと思います。心からお見舞いを申し上げます。
地区からも支援要請がきております。皆様とお諮りした上で積極的に対応させていただきたいと存じますので、ご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
さて、一昨日の新聞によりますと、今回の豪雨は、年間の雨量の10％が、たった72時間に集中した、実に観測史上40年ぶりの大災害であったとのことです。一方で、7月に入って全国の猛暑日の観測地点が200地点に達したといいます。例年30地点位とのことで、実に24年ぶりとのことだそうです。
このように、何十年ぶりに1度というような、しかも極端な気象現象が間髪入れずに起こるというのは、もはや地球が悲鳴を上げていると思わざるを得ないと、そんな気がいたします。
この要因は諸説あるようですが、やはりＣＯ2はじめとする温室効果ガスによる地球温暖化説が有力となっているようです。
このまま温暖化が続けば、グリーンランドの氷床が溶けるスピ－ドが早まり、2100年には、海面が1ｍまで上昇すると予想する学者もいます。
今既に氷の上で生活をしている民族、「イヌイット」の生活様式をも変えざるを得ないような状況になっておりますし、日本も海抜の0の土地もありますので、仮にそのリスクがあるとすれば大変なことです。
温暖化を抑制するには、ＣＯ２削減が効果的であると言われていますが、イギリスやアイルランドでは既に使い捨てプラスチック全面禁止へと舵を切っています。それを受けてイギリスのマクドナルドは、2019年の終わりまでにプラスチック製ストローの提供を全面的にやめると発表しました。ただし、プラ製ストローは身障者の方々はじめ多々必要であるという声もあがっているそうでありますし、イギリス国内であっても受け入れられるかどうかはわかりません。しかし一歩を踏み出したという記事を紹介いたしました。
このストローでありますが、語源は、STRAW（ボクシングの階級のストロー級のストロー）藁（わら）1本であります。
昔は藁で飲みもの吸って飲んでいたということで、今でもこのストローが言葉として使われているわけですが、よく、欧米では、交渉ごとの最終局面で、「It‘ｓ the last straw！」という言葉をよく使うそうです。
直訳すれば、「それは、最後の一本の藁ですよ。」ということになりますが、実はnativeでは、「最後通告だ！」、「ギリギリの線だ！」、という意味であることを、この度知りました。
この「The Last Straw」は、英語のことわざから来ています。
「我慢強いラクダが、背中に積まれていくstraw(藁）にずっと耐えていても、限界の負担を超える瞬間、たった藁一本を載せただけでも後ろ足から崩れ落ちてしまう、そんな現象を表した言葉だそうです。
もし地球が、今、人類に向かって「It’s the last straw！」と言っているとしたら、これは地球がもはや限界、悲鳴をあげているということかもしれません。
私たちが地球にできること、身近なところから、ゴミの分別、ポイ捨てをやめる、リサイクルを推進など、できることはたくさんあると思います。
例え些細なことでも、今できることを、できる範囲の中で着実に行うことが、地球の問いかけに対する答えの一つになるかもしれません。
たかが藁1本、されど藁1本であります。
暑さ厳しい折、今思うことをお話しさせていただきました。
会長挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。

9月～11月の行事予定についてご連絡します。
9月8日（土）栃尾ロータリークラブ主催のＩＭがあります。
10月27日（土）は、当クラブ60周年記念式典が挙行されます。
11月11日（日）は、地区大会（本大会）が三条にて開催されます。
よろしくお願いします。