2024年8月28日 No.3039

長岡東RC例会報告

司会 髙田 裕司さん
本日の出席 33名
会歌 それでこそロータリー
体操 クラブ奉仕委員会 中村 朝啓さん
ゲスト紹介 金井 寛幸さん(新潟南RC)

会長挨拶:外山会長

皆様こんにちは。本日は挨拶に先立ち、1点ご報告があります。例年この時期にクラブの現況報告書を作成し、皆様には冊子でお渡ししておりました。理事会でも協議しており、経費削減などの理由から今年度はデータにて配信することとしました。近くダウンロードできるリンクを作成し、皆様へメールにてお送りいたします。各個人でリンクよりアクセスしていただき、ダウンロードをお願いします。形式はPDFですので、電子端末にて閲覧も可能です。今後はそのような形で考えていただければと思います。お送りする時期となりましたら、改めて案内させていただきます。ご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。
先週の会長挨拶にて、新潟日報社説の相続土地問題にからめて相続登記のことをお話させていただきました。その時にも相続土地国庫帰属制度について触れましたが、より詳しくお話をさせていただいて、皆様の頭の隅に置いていただければと思います。東日本大震災の復興事業の際に、土地を取得するときに相続登記がされていないという土地がたくさん出てきて大変困った、というような問題がありました。それを受け、国が相続人を調査したり相続登記を義務化するというようなことが今行われている、といったお話を先週させていただきましたが、相続登記を義務化するのであれば、相続した土地の所有権を放棄して手放したい、という権利も保証することが必要との観点から、この相続土地国庫帰属制度というものは要するに国に土地を預けて引き受けてもらう、自分の手から離すという制度になります。制度自体は昨年4月から始まっており、もう1年以上経ちます。報道によると、この1年ほどの間に申請が全国で2481件、この内実際に国有化が認められたのは667件との状況です。申請に至っていない希望者も多いでしょうし、件数を見るとやや低調な印象を受けますが、実際はこの2000件を超える申請の中で審査中のものも相当数あると思いますから、全く認められていないものはごく少数ではなかろうかと思いますしそもそも申請の段階で諦めていることが多いのではと思います。制度のスタート前からこういうものができるというのは司法書士同士なんかは知っていましたので、相続の依頼者の方にこういう制度ができるとご説明すると、大体が山や耕作していない田んぼでしたが、手放したいと答える方はものすごく多かったです。実際に制度が始まり問い合わせもありましたが、申請の対象にならなかったり、なんとかこぎつけようとするとものすごくお金がかかって、それだったら固定資産税はわずかな金額ですから、少しずつ払った方がまだ良いというような結論になり申請に至っていないということが圧倒的で、実際私の事務所ではまだ申請に至った件は1回もありません。この相続土地という言葉の通り、相続した土地が対象です。つまり、建物を相続し国に引き取ってもらいたいと思っても国は引き取りません。ただ、もう使っていない建物であれば、自費にはなりますが取り壊し更地にすれば対象になります。しかしながら、その更地も隣人との境界争いがあると対象外です。争いになっていなくても、お互い争いのない土地の境界についてはある程度明示できないといけないことになっています。他に申請できない例としては、抵当権がついている、木が生い茂っている場合は伐採してからでないといけない、土地を囲うように他人の土地があり、道路に通じてないため通行するために他人の土地を通らなくてはならない袋地は対象になりません。また、崖などの形状の土地も対象外です。山林を手放したい方もものすごく多いです。山林については対象外との話は聞いていないので含まれていますが、相談を受けると、山の大まかな場所はわかっても、相続した本人でさえも詳細な場所が不明のことが大体です。まず場所を特定するのにどうするかというと、はっきりしている基準点から測量することになり、それが何キロ先なんて話になると、費用が何百万もかかります。相続した土地を手放すために測量代で膨大な費用がかさみ全く現実的でないため、特に山林の点については改善してほしいと個人的には思っています。
仮に承認された場合また1つ条件があり、10年分の管理費相当として最低20万円、多いと30万円ぐらいになる可能性もあります。その代わりそれさえ納めてしまえば手放せますから、固定資産税もかかりませんし管理の負担も無くなります。一方でいざ預かった国も大変でして、10年分の管理費支払いはありますが人が手放すような土地ですから、活用する方法もない 土地が圧倒的に多いはずです。10年経ったらどうなるかというと、税金で管理するという話になります。そもそもそういった国側の問題もあるいう、制度としてはこっちを立てればこっちも立たずという風に中途半端な状況になっているのではと思います。方々から色々指摘されていますので、様々な問題があることは国も承知していますし、制度の見直しも進めると公言していますので、こういった制度もあることを頭の隅に置いていただいて、皆様にも制度の行方を注視していただければなという風に思っています。会長挨拶は以上です。ありがとうございました。

幹事報告:飯利幹事

1.来週9月4日(水)の昼例会は「柏の間」にて行います。会場変更しますので、お間違いないようお越しください。

ニコニコ情報:ニコニコ委員会 房前 達朗さん

外山 敦之さん

荒木さん、本日の卓話よろしくお願いいたします。お話し、楽しみにしております。

上村 宏さん

本日は当社の金井にメイクアップ出席させていただきました。よろしくお願いします。

金井 寛幸さん

7月に新潟南RCに入会させていただき、初めてのメイクアップをさせていただきました。皆様よろしくお願いします。

房前 達朗さん

先日ウォシュレットが壊れ、続いてエアコンが2週間前に壊れました。別の部屋のエアコンでしのいでおりますが、寝不足が続いております。賃貸なのでオーナーさんが直してくれますが、マンションオーナーの皆様は大変ですね。

卓話:荒木 法子さん 「新潟県政について」